大山阿夫利神社について
大山阿夫利神社は、神奈川県伊勢原市大山に鎮座する神社で、創建は2200年以上も前であるとされ、その信仰の起源は4000年前にも遡るとされています。古くは雨乞いや五穀豊穣の祈願の対象とされ、奈良時代には神仏集合の霊山として栄えました。主祭神として大山祇大神、また大雷神、高龗神の三柱が祀られ、関東総鎮護の神として、総じて阿夫利大神とも称され、信仰を集めています。霊峰大山の雄大な自然に抱かれた阿夫利神社には、年間を通じて多くの参詣者が訪れています。
雨降 酒界先導師とは?
地域を表現することが日本酒の役割であるという考えのもとで、神奈川県伊勢原市に蔵を構える吉川醸造が丹沢・大山の大山詣り(参り)の歴史文化を発信するために醸造しました。雨乞い信仰の地として、参拝客が信仰と物見遊山を兼ねて訪ねた大山に敬意を込めて、仕込み水の一部には蔵人が大山を登って採水を行い、宮司から御祈祷を受けた御神水や、大山から豊富に湧き出る地下水で育てた神奈川の米である「はるみ」、創業1912年の酒蔵に棲みつく乳酸菌を活用した水酛仕込みと呼ばれる製法で醸しました。
「先導師」と「講」とは?
「先導師」は、江戸時代「御師」と呼ばれ、宿坊を営むと共に、大山へ参詣する人々を世話し、寺社への取次ぎを行う宗教的な山案内の人々を指します。明治時代には先導師と改称され、阿夫利神社の神職として、大山詣り(参り)の隆盛を今日まで支えてきました。大山講は大山へ訪れた際に定められた宿坊へ宿泊し、先導師によるお祓いを受け、心身を清めることで初めて入山が許されました。「大山講」とは江戸時代、地域や同業者の集まりが大山に参詣することを目的とした組織です。特に「大山詣り(参り)」と呼ばれる参拝行事が盛んに行われ、先導師(御師)の大山信仰の布教も相まって、関東一円に数多くの大山講が結成されました。年間の参拝者の数は江戸の町の人口が100万人と言われる中、20万人にも及んだとされ、各々が各地の大山講に所属し、費用を積み立てて参詣を行っていました。こうして大山詣り(参り)は信仰と行楽が混ざり合った現在につながるツアー旅行の先駆けとしても現在にまで引き継がれており、多くの講が参拝に訪れています。
「大山詣り(参り)」と「納め太刀」とは?
大山詣り(参り)とは、江戸時代に一世を風靡した大山参詣を指します。大山は江戸の町から近いということもあり、夏山と呼ばれる開山期には庶民は競い合うように大山への参詣を行いました。また大山は別名「雨降山」とも呼ばれており、雨乞いや五穀豊穣、商売繁盛の祈願の対象とされてきました。参拝者は大山講を組織し、巨大な木太刀を担いで江戸から運び、滝で身を清めた後に山頂を目指しました。この様子は歌舞伎や浮世絵、落語などにも描かれ、粋でいなせな伝統として庶民の間で人気を博しました。
大山詣り(参り)の特徴の一つに挙げられる「納め太刀」の風習。これは諸願成就、招福除災を祈願するものとして、かつては源頼朝が天下泰平、武運長久を祈願し太刀を奉納したのが始まりとされています。この逸話が庶民にも広まり、験担ぎとして木製の太刀に願文などを記す文化が誕生。阿夫利神社や大山寺で祈願した後に奉納、または地元に太刀を持ち帰って神棚などに奉斎し、1年間の守護としたそうです。
頂を目指す祈りの酒として
「一合一会」を楽しんでもらうというコンセプトのもと、山登りになぞらえて、毎年1合目から10合目までラベルデザインを変えることで、先導師たちの山登りの様子をユニークに表現します。ラベルデザインは浮世絵作品やレトロアメリカンコミックススタイルの作品を制作する ICHIRAKU STUDIO の岡村亮太氏によるもの。雨降山の先導師が江戸時代から活躍していた歴史や伝統に着目した浮世絵からインスピレーションを受けながら、21世紀らしいポップカルチャーへと見事に昇華させました。
デザイナーについて
吉川醸造について
吉川醸造は大正元年(1912年)創業。 雨乞い信仰の地として、古くは雨降山と呼ばれた丹沢大山の麓にある神奈川県の酒蔵です。この雨降山の地層に濾過されて澄んだ地下伏流水(硬度150~160の硬水)を、三本の井戸から汲み上げてお酒を醸しています。コロナ禍などにより廃業の危機を迎えましたが2020年、精米店を祖とするシマダグループの一員となり再出発を図りました。 2021年、新銘柄「雨降///あふり」を発表。お米を削らないお酒、クラシカルな酛に現代のアレンジを加えたお酒など、枠にとらわれない日本酒造りに蔵人一丸となって挑戦しています。 蔵のテーマは "Sake for Life's Sake"。世界中の人々の生活/人生に寄り添うお酒を。
商品一覧
雨降 酒界先導師 生酒 2025 1800ml
¥4,500
COMING SOON
吉川醸造(神奈川県伊勢原市)とコラボレーションした、Sake Base限定オリジナル酒。 優しく柔らかな米の香りと、甘酸っぱいいちごのような味わい。丁寧に濾したオリは、かつてないほどにシルキーな飲み心地。 ■コンセプト 地域を表現することが日本酒の役割であるという考えのもとで、神奈川県伊勢原市に蔵を構える吉川醸造が丹沢・大山の大山詣り(参り)の歴史文化を発信するために醸造しました。雨乞い信仰の地として、参拝客が信仰と物見遊山を兼ねて訪ねた大山に敬意を込めて、仕込み水の一部には蔵人が大山を登って採水を行い、宮司から御祈祷を受けた御神水や、大山から豊富に湧き出る地下水で育てた神奈川の米である「はるみ」、創業1912年の酒蔵に棲みつく乳酸菌を活用した水酛仕込みと呼ばれる製法で醸しました。 ラベルデザインは浮世絵作品やレトロアメリカンコミックススタイルの作品を制作する ICHIRAKU STUDIO の岡村亮太氏によるもの。雨降山の先導師が江戸時代から活躍していた歴史や伝統に着目した浮世絵からインスピレーションを受けながら、21世紀らしいポップカルチャーへと見事に昇華させました。 ■受賞歴 雨降 酒界先導師 2024 1800mlのボトルが第21回ガラスびんアワード2025にて最優秀賞を受賞! ガラスびんアワードは、日本ガラスびん協会が主催する業界最大級のイベントです。 審査員長を務めるリリー・フランキー氏と、審査員の富永美樹氏、未来リナ氏による一次審査・最終審査が行われ、総エントリー143件(210本)の中から、雨降 酒界先導師1800mlのボトルが最優秀賞として選出されました。 受賞理由: 「一升びんと同じ1.8L容量でありながら、冷蔵庫のドアポケットに収まるという驚き。楕円形のシルエット、多面カット、そして商品名の記載もなく貼られたラベル。それぞれインパクトのある要素がこの上なく巧みに取り合わされ、ガラスびんの美しさが良く表れている。水などを入れてアフターユースして、その家でずっと活躍していく未来が想像できる商品。」 吉川醸造のプレスリリースは下記リンクより。 https://kikkawa-jozo.com/blogs/news/glass-bin-award 720mlのご購入はコチラ https://sakebase.thebase.in/items/113702801
雨降 酒界先導師 生酒 2025 720ml
¥2,480
COMING SOON
吉川醸造(神奈川県伊勢原市)とコラボレーションした、Sake Base限定オリジナル酒。 優しく柔らかな米の香りと、甘酸っぱいいちごのような味わい。丁寧に濾したオリは、かつてないほどにシルキーな飲み心地。 ■コンセプト 地域を表現することが日本酒の役割であるという考えのもとで、神奈川県伊勢原市に蔵を構える吉川醸造が丹沢・大山の大山詣り(参り)の歴史文化を発信するために醸造しました。雨乞い信仰の地として、参拝客が信仰と物見遊山を兼ねて訪ねた大山に敬意を込めて、仕込み水の一部には蔵人が大山を登って採水を行い、宮司から御祈祷を受けた御神水や、大山から豊富に湧き出る地下水で育てた神奈川の米である「はるみ」、創業1912年の酒蔵に棲みつく乳酸菌を活用した水酛仕込みと呼ばれる製法で醸しました。 ラベルデザインは浮世絵作品やレトロアメリカンコミックススタイルの作品を制作する ICHIRAKU STUDIO の岡村亮太氏によるもの。雨降山の先導師が江戸時代から活躍していた歴史や伝統に着目した浮世絵からインスピレーションを受けながら、21世紀らしいポップカルチャーへと見事に昇華させました。 ■受賞歴 雨降 酒界先導師1800mlのボトルが第21回ガラスびんアワード2025にて最優秀賞を受賞! ガラスびんアワードは、日本ガラスびん協会が主催する業界最大級のイベントです。 審査員長を務めるリリー・フランキー氏と、審査員の富永美樹氏、未来リナ氏による一次審査・最終審査が行われ、総エントリー143件(210本)の中から、雨降 酒界先導師1800mlのボトルが最優秀賞として選出されました。 受賞理由: 「一升びんと同じ1.8L容量でありながら、冷蔵庫のドアポケットに収まるという驚き。楕円形のシルエット、多面カット、そして商品名の記載もなく貼られたラベル。それぞれインパクトのある要素がこの上なく巧みに取り合わされ、ガラスびんの美しさが良く表れている。水などを入れてアフターユースして、その家でずっと活躍していく未来が想像できる商品。」 吉川醸造のプレスリリースは下記リンクより。 https://kikkawa-jozo.com/blogs/news/glass-bin-award 1800mlのご購入はコチラ https://sakebase.thebase.in/items/114019238